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「 学校ストライキ 」グローバル 気候マーチ

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都立 高校1年・岩野 さおり さん

23日に米ニューヨークで開かれる国連気候行動サミットを前に、若者が政治家に気候危機への対策を求める世界一斉デモが20日、日本を含む163カ国・地域で行われた。デモに先駆けて、欧米では昨夏から大学生や高校生が授業をボイコットする「学校ストライキ」が続いているが、日本では広がっていない。運動を呼びかける若者たちは、気候危機の認識を共有してもらえないことに悩んでいる。

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20日の世界一斉デモは欧米やアジア、アフリカなどの各国で行われ、主催者によると400万人以上が参加した。日本では東京、大阪、京都、名古屋、福岡などであった。東京では渋谷の国連大学前に約2800人が集まり、「地球はみんなのシェアハウス」「私たちの家が燃えている」などと書いたプラカードを掲げて行進した。

 東京のデモを主催したのは、有志の若者でつくる「Fridays For Future Tokyo(FFFT)」(未来のための金曜日 東京)。スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)の訴えに共感する都内の大学生や高校生が今年2月に立ち上げた。

 FFFTのメンバーで、立教大4年の宮崎紗矢香さん(22)は今年5月から今回のデモを準備してきた。2月にスウェーデンを旅行してバイオガス発電に取り組む企業などを見学したことをきっかけに、環境問題に取り組もうと決めた。

 宮崎さんは今春、大学の授業でグレタさんの動画を上映する機会を得た。動画は、グレタさんが「わずかな人々のぜいたくを支えているのは、多くの人々の苦しみ」と語り、「私たちのような国々に暮らす豊かな人々」は行動を変える必要があると訴えるものだ。上映後、宮崎さんは自分たちにできることとして、プラスチックごみを減らすよう呼びかけた。

 ところが、聴講した学生から「何も思わない」「何が問題かわからない」と感想をぶつけられ、言葉を失った。「私もグレタのように人々の意識を変えたかったが、できなかった」

 欧州や米国では、グレタさんに共鳴した高校生や大学生が授業をボイコットして、気候危機への対応を訴える「学校ストライキ」が続いている。だが、日本では広がっていない。

 FFFTのメンバーで、国際基督教大1年の梶原拓朗さん(18)は、今回のデモの準備のために金曜日の必修授業を2週続けて休んだ。授業を欠席する際、担当教員にデモの準備が理由と伝えたが、「理解してもらえなかった」と嘆く。

 今回の世界一斉デモの英語圏での名称は、「Global Climate Strike(グローバル気候ストライキ)」だ。FFFTと日本の関連団体はその名称を「グローバル気候マーチ」にし、集合時間も放課後の午後5時にした。FFFTのメンバーで都立国際高1年の岩野さおりさん(16)は「『スト』や『デモ』のような激しい言葉は避け、開始時間も放課後にして、誰でも気軽に参加できるイベントにしたかった」という。

 日本での世界一斉デモ実施を支援する国際環境NGO「350.org」日本支部によると、日本以外でもデモの名称を言い換えたケースは多い。例えば、インドネシアでは「気候のための休憩」、太平洋諸国では「強い風」となっている。同NGOメンバーの荒尾日南子さん(37)は、「気候変動問題に関心がない人にも参加してもらおうと、どの国も工夫している」と話す。

 国連気候行動サミットに先立って、21日にはニューヨークで国連ユース気候サミットが開かれる。国連はユース気候サミットに世界から18~29歳の若者を募集し、100人を招いた。日本から選ばれた横浜市出身の佐藤真弓さん(24)は、タイを拠点に温暖化と森林破壊の影響を調査してきた。

 佐藤さんは、気候危機をめぐる抗議運動で目立つ日本と欧米の違いは、「対立を避ける文化」が影響していると感じる。「若い世代は声を上げることをためらわないでほしい。10~20年後に社会の決定者になる若い世代が、気候危機の取り組みを引っ張るべきだ」(宋光祐、ワシントン=香取啓介)

NY、行政も親も後押し

 一方、米国では、気候危機への取り組みを訴える若者を、親や行政がサポートしている。

 20日の世界一斉デモは全米1千カ所以上で行われ、ニューヨークでは6万人以上(市発表)が参加した。「地球は二つとない」「地球の扇風機になろう」などと書かれたプラカードや紙を掲げた若者たちが、グレタさんと一緒にマンハッタンの繁華街を練り歩いた。

 デモに参加したニューヨーク市の公立高校3年オリビア・ウォルゲムスさん(17)は、今年5月から毎週金曜日は学校を欠席し、グレタさんに共鳴する仲間たちと国連本部前で「温暖化対策に取り組むべきだ」と訴えてきた。当初は学校を休むことに抵抗があったが、通い続けるうちに「命、未来、そして次の世代を守るために、私たちは抗議する責任があると実感するようになった」と語る。両親も学校ストをサポートしてくれるという。

 米紙ワシントン・ポストなどの今年7~8月の世論調査によると、米国の10代の57%は気候変動に不安を感じ、学校ストに参加したことがある割合は15%に上る。ニューヨーク市教育局は今回の世界一斉デモを前に、管轄する公立校1840校の児童・生徒110万人が「デモに参加するために学校を休むことを認める」と発表した。

 ニューヨークのデモに6歳の長男と参加した団体職員エスター・ロビンソンさん(49)は7年前、米東海岸に上陸した大型ハリケーン「サンディ」の被害を目の当たりにし、「一刻も早く温暖化対策に取り組むべきだ」と意識が変わったという。「多くの市民が温暖化の影響を身をもって感じる時代になった。学校ストは意義ある活動だ。私たち親や教師も、若者への連帯を示さなければならない」(ニューヨーク=藤原学思)

     ◇

 〈学校ストライキ〉 スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)が昨年8月、地球温暖化に対する政府の無策に抗議するため、一人で学校を休んでストックホルムの国会議事堂前に座り込み、気候危機の影響を受けるのは若者だと主張した。グレタさんの行動はSNSで世界に拡散。共感した世界各地の高校生や大学生が「未来のための金曜日」と称して、毎週金曜に授業をボイコットする「学校ストライキ」を始めた。グレタさんは今年のノーベル平和賞の候補になるなど、気候危機への対応を訴える象徴になっている。


アサデジより転写




TRUMP…… コヤツは!!!

無関心ですしね


へつらい総理、、、頼れません!!!

《 環境大臣 》………?????


自治体で『 独自 』の 取り組みが必要な時代ですね





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歴史的な日に、みなさんとここにいられて光栄です。世界中で、400万人がストライキをしました。まだ増えている途中です。これは歴史上、最大の気候ストライキです。ありがとう。

 いくつか数字を紹介させてください。豪州は35万人、ロンドンでは10万人、ベルリンでは27万人、ダブリンでは2万5千人がストに参加しました。ドイツだけで150万人です。世界の150カ国以上、全大陸でストが行われました。全ての大陸でです。南極大陸でも、ストが実施されたんです。

 きょう、私たちは学校に行きませんでした。仕事に行かなかった大人たちもいます。

 なぜでしょうか。緊急事態だからです。私たちの家が燃えているからです。それは若者だけの家ではありません。私たち全員が、ここに住んでいるんです。家が燃えれば、私たちみんなに影響します。それを、そばに立ってただ見ているわけにはいきません。

 私たちは科学がすでに示していることを理由に結集し、この気候危機がどんどん悪くなるのを止めるために、あらゆる力を注ぎます。仮にそれで学校や仕事をサボることになっても、です。

 だって、それよりも重要だからです。

 未来のために勉強すべきだって? でも、その未来が私たちから奪われようとしているんです。だれかの利益のために盗まれているんです。

 いつか気候科学者や政治家になれるように勉強すべきだという人もいます。でも、そのときがきても、もう遅すぎる。私たちは、いま行動しなくちゃいけないんです。しかも、権力を持っている人たちが教養人の声を無視して、事実に注意を払わないのだとしたら、私たちが教養を身につけ、事実を学ぶことの意義は、いったいどこにあるんでしょうか。

 私がやってきた場所(スウェーデン)では、物事はここ(ニューヨーク)とは大きく異なります。でも、気候や生態系の緊急性、権力を持った人たちについて言えば、まったくと言っていいほど同じです。実際のところ、どこにいたって、状況はそれほど変わらないのです。

 権力者たちの美辞麗句、私たちと自撮りをしたがる政治家やセレブたち、空虚な約束、ウソ、不作為。そのどれもが同じです。どこだって、ただの一人も、勇気を持って事実を事実として語ろうとする権力者はいません。なぜなら、彼らが解決しようとしない負担がのしかかるのは、私たち10代の子や若者たちだからです。

 月曜日(23日)、世界のリーダーたちが、気候行動サミットのためにニューヨークに集まります。世界中の目が彼らに注がれます。彼らにとっても、科学がすでに示していることを理由に団結するのだと、それを証明するチャンスです。私たちの声をちゃんと聞いたと示すために、リーダーシップを発揮するチャンスです。私たちの声に耳を傾けてくれていると思いますか? 聞かせてやろうじゃありませんか。私たちは、大人たちや政治家たちの自撮りのために、あるいは、いっぱいいっぱい褒められたいからって、教育の機会を犠牲にしてまで練り歩きをしたんじゃない。

 彼らに、目を覚ましてほしいからなんです。行動を起こしてほしいからなんです。私たちは、安心できる未来に生きていい。安心できる未来が欲しいんです。これって、それほど高望みなんでしょうか。

 まさにいま、変化を起こそうとしているのが私たちです。誰も行動を起こさないなら、私たちがやってみせる。本当はそうあるべきじゃないし、未来に向けて戦うべきは私たちじゃないんだけど、それでも私たちは、こうしてここにいます。

 学校をサボる若者、仕事を休む大人。私たちはただそれだけの存在じゃない。私たちは一緒になって団結した、変化のうねりなんです。もう止まることはできません。これこそが「人びとの力」です。私たちは困難に挑戦し続けるし、最も責任がある人たちに、この危機の責任を取ってもらいます。そして世界のリーダーたちに行動を起こさせるのです。私たちならできるし、やる。

 私たちの存在を脅威だと感じている、小さな集団の人たちへ。悪いお知らせです。これは単なる始まりにすぎません。

 彼らが好むと好まざるとにかかわらず、変化はやってきています。ここに来てくれたみんな、本当にありがとう。

 来週、27日も多くの場所でストライキが開かれます。もしそこにも来られるようだったら、また会いましょう。(ニューヨーク=藤原学思)

アサデジより転写


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by tomoyoshikatsu | 2019-09-23 06:15 | 呟き と 嘆き