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広島・・・戦争と原爆

被爆から74年が過ぎても伝えたいことがある――。10代に人気の広島FM「大窪シゲキの9ジラジ」が8月5~8日、「平和特集」を放送しました。広島出身でいずれも20代のアシスタントDJ4人が、それぞれの地元の原爆や戦争を見つめ、平和について考えました。(北村浩貴)

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 初回の5日は月曜担当、江本一真さん(26、広島市西区出身)が、NPO法人「ピースカルチャービレッジ」で活動する高校の先輩にインタビュー。先輩から、学生向けワークショップ平和記念資料館でのガイドなど「平和を考えるきっかけ作り」の活動を聞きました。

 「(平和を)大きいことと難しく考えるんじゃなく、まずは幸せに生きていくこと」という言葉が印象に残ったそうです。江本さんは「人を思いやる心とか、そういうところから始めていくしかないかな、と思いました」。

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火曜の小竹彩花さん(26、同市南区出身)は、母校・市立翠町中学校の演劇部を訪問。同校は1年生を中心に平和劇をするのが伝統で、毎年8月4日の慰霊祭後に披露します。「疑似体験が出来る」演劇の大切さを再認識したそうです。

 放送は8月6日で「(伝える側として)正直難しいな、怖いなと思いました」と告白。同じように感じる10代には「『あの子は戦争について考えているけど、自分は何もしていない』などと感じないで、広島や世界にとって忘れてほしくない日という気持ちを少しでも表せたらいいのでは」と話してくれました。


 水曜は山本将輝さん(29、東広島市出身)が担当です。兄を原爆で失った女性から戦時中の学校生活などを聞きました。初めて同郷の戦争体験者と語り、「地元が大好きと言っている割に何一つ知らず、恥ずかしかった」といいます。

 女性は兵隊向けの服作りや勤労奉仕の日々で全く自由がなく、意見すれば怒られたそうです。「今は不平不満や、うれしいとか楽しいとか言える。当たり前ですけど、それが幸せというか、平和だからこそ言えるとすごく感じました」


 最終日の8日は安広修平さん(23、庄原市出身)が、90代の被爆者の男性を訪ねました。被爆直後の街は地獄のような光景が広がっていたこと、地元庄原にも患者が運ばれてきたことなどを聞きました。

 安広さんは取材の最後に、男性と力強く握手。「若い人に伝えていってください」と声をかけられました。「その思いや込められた意味を、僕は手からも言葉からも体温からも感じました。分かっていないことが多いなりに勉強し、若い世代に同じ目線で伝えていけたら」

     ◇

 番組ブログ(http://hfm.jp/blog/9/blog/別ウインドウで開きます)のカテゴリー「9ジラジ平和特集2019」に詳細を掲載している。

若い世代が伝えることに意味 竹下香織ディレクター

 最近、リスナーの8月6日への関心が薄くなっているなと感じていました。以前はこの日に「黙禱(もくとう)しました」など100通以上メールが届きました。

 広島の「しゃべり手」にとって8月6日は特別。自分が伝えて大丈夫か、知識が足りているか、被爆者の話に、相づちをどう打とうか。伝える仕事に関わっていると、すごく気になる。

 それぞれのふるさとに、8月6日や戦争がある。若いDJが、若い世代に伝えることに意味があります。「広島人」として、新しい時代に、新しい伝え方を考えていかないといけないと思います。

被爆者の肉声流すべき 大窪シゲキさん

 リスナーに愛されている4人が話すのなら「聞いてみようかな」となります。放送後、「初めて被爆者の方の声を聞いた」という反応があり、意外でした。もう10年すると、難しいかもしれません。(ラジオで)肉声を流すべきなんだな、と思いました。


アサデジより転写( 広島版 )


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by tomoyoshikatsu | 2019-09-10 06:17 | 反戦 | Comments(0)