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学校行かなくなった娘の「居場所」 父が誘った自転車旅

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学校行かなくなった娘の「居場所」 父が誘った自転車旅


 「新学期を前にして、命を投げ出してしまう子どもがいませんように」――。#withyouの記事を読んだ父娘から、今悩んでいる子どもたちに向けたメッセージが朝日新聞に届いた。いじめで小学校3年の夏から不登校になった娘は、中高は通い続け、今は大学生に。父娘を支えたのは、小4から毎夏、続けてきた自転車旅行だった。

 「悩んでいるキミの居場所は、必ず別のところにある、そう伝えたい」「学校を捨て去ったり、学校にはじかれたりした人にも、支えてくれる人やつながれる人、認めてくれる人が必ずいるよ」

 そんなメッセージを寄せてくれたのは、東京都板橋区の福祉施設職員、恩田茂夫さん(53)。子どもたちにいろいろな選択肢があることを知ってもらいたかったという。

 長女で私立大2年の春音(はるね)さん(19)は、小1の時から男子児童らに暴力や暴言を受けるなどして、小3から学校へ行かなくなった。

 茂夫さんは当初、娘が不登校になったことに多少の抵抗感はあったが、嫌なら無理に登校しなくていいと考え、自宅で全教科の勉強を教えることにした。フルタイムの仕事を辞め、机上の勉強だけでなく、習字や図工、音楽、近くの公園で体育もした。ホームスクーリングという言葉は後に知ったという。

 春音さんが小4になった2008年8月、茂夫さんは運動が得意ではない娘のため、北陸の能登半島を360キロ走って1周する自転車旅行を計画した。

 暑いさなかの峠の上り坂。娘は厳しい道のりに涙を流すこともあったが、青い空や海、ヒグラシの声に囲まれながら、7泊8日かけて走り抜いた。帰宅後、能登半島の人たちからねぎらいの手紙やお米が届き、大きな自信になったという。

 それから毎夏、北海道や四国、九州など全国で自転車旅行を続けてきた。今年の8月は新潟県へ。走行距離は、11年間で計5500キロになった。「春先には『今年はもういいかな』と娘も言っていたけど、『やっぱり行こうか』と言ってくれて。自転車旅行は今では特別なものになった」と茂夫さんは話す。

 小学校を不登校のまま卒業した春音さんは、私立中学に入学。それからは毎日登校できるようになり、高校3年間も無欠席だった。昨年、都内の私立大に進学し、今は手話の活動やアルバイトで忙しい日々を送っている。いじめ自殺などのニュースに触れるたび、「行きたくなければ、学校に行かなくてもいいんだよ」と心を痛めているという。

 春音さんは父を通じ、子どもたちにこんなメッセージを寄せた。「集団というものから外れることで見えてくるものが必ずあるから、学校に行かないことをドロップアウトと捉えるのではなく、見つめ直す時間として捉えていいと思う」「まずはゆっくり休んでそれからでいい。人と違っていてもいい」(張守男)

アサデジより転写




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by tomoyoshikatsu | 2019-08-29 06:14 | 呟き と 嘆き | Comments(0)