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林京子さんを、、、、長崎で………

 今年2月に86歳で亡くなった芥川賞作家の林京子さん。長崎での被爆体験と向き合いながら作品を書き続け、「8月9日の語り部」とも評された。長崎市長崎原爆資料館で開かれた作品の朗読会では、読み手も聞き手も、林さんをしのんだ。

 「その罐(かん)は何(な)んだ、机の中にしまえ」「とうさんと、かあさんの骨です」

 小説「空罐(あきかん)」は、原爆で両親を失った少女が遺骨を入れた缶を持って通学し、教師に見とがめられる物語。林さんは14歳で被爆した自らの経験を踏まえ、原爆文学を書き続けてきた。長崎原爆資料館で今月9日にあった朗読会では「多感な10代で壮絶な体験をした者でないと書けない深い表現」と紹介された。

 林さんの作品が朗読されると、客席では目を閉じてじっと耳を傾ける人や、ハンカチで目頭を押さえる人がいた。生前に林さんと親交があった芥川賞作家、青来有一さん(中村明俊・同資料館長)の姿もあった。

 被爆体験記の朗読を通して、被爆者らの体験を語り継ぐボランティア「永遠(とわ)の会」が、昨年4月から毎月9日に開く朗読会「9日を忘れない」の一環として企画。長崎に原爆が落とされた午前11時2分から約30分、会の2人のメンバーが林さんの生い立ちを紹介しながら小説や随筆の抜粋を朗読した。

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 読み手の一人、杉本恭子さん(65)は被爆2世爆心地から約3キロの場所で被爆した母は、当時の体験を話すことはなかったという。自らが親となり、「母も子どもへの責任や影響を考えただろうな」と想像した。その頃から原爆に関する活動に携わりたいと考えるようになり、平和案内人を務め、永遠の会に参加。林さんの作品はこれまでにも朗読したことがあり、「体験記以上に一般の人に訴える力がある。文学の力を感じる」。


 もう一人の読み手、原尾尚美さん(58)は朗読を終え、「林さんはもういらっしゃらないんだな」との思いを強くしたという。「一読者として、新しい作品が読めなくなるのは残念。残された作品を読み継いでいかないといけない」と話した。「悲惨な被爆体験を知らない人も、小説なら手に取りやすい。長崎にいる以上は、林さんのことを知ってほしい」

 朗読会の最後、原尾さんは「とてもひかれるものがあった」という林さんの言葉を紹介した。小説「やすらかに今はねむり給(たま)え」のあとがきの一節だ。


 “ 今日、広島・長崎の、最後の被爆者が死にました ” 二十一世紀のいつの日か、こういう記事が、新聞の隅に載ることでしょう。


見出しが大きくとも、小さくとも、その日が平和であるのを願うのみです。

 「ありふれた表現かもしれないけど、目前に迫っているのかもしれない」――そんな危機感を、朗読会に込めた。(森本類)


アサデジ 長崎版より転写


もう……… 6月が来ます………


8月はすぐそこに、、、、、6日…………9日…………


そして…………15日…………… が 、、、、


先日も「 被爆三世 」の 青年の事を載せました!「 高校生 平和大使 」の事も…………………

政府が 全世界に向けて【 核兵器廃絶 】を 発信できない、、、諂い内閣ですから、、、、


若い世代の 今後に「 期待 」を、、、もっていますよ………、ナガサキ!ヒロシマ!そして、、、 此処 岩手の 高校生達も 活動してます、、、、

その中から 数人でも良いから、、、「 lifework 」に してほしいと思うのは、、、ワガママでしょうか …………


by tomoyoshikatsu | 2017-05-30 07:46 | 反核