政府が2018年の世界文化遺産登録を目指す候補として推薦した「 長崎の教会群とキリスト教関連遺産 」について、長崎県と熊本県は8月29日、
遺産名称を「 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 」に変更する方向で調整に入った。ロイターなどが伝えた。
西日本新聞よると、国連教育科学文化機関( ユネスコ )の諮問機関、国際記念物遺跡会議( イコモス )が名称に「 潜伏キリシタン 」を採用するよう、長崎県に助言したという。
加えて、構成資産の一つ「 天草の崎津集落 」を擁する熊本県と天草市は、名称の中に「 熊本 」や「 天草 」の地名を入れるよう要望していた。
長崎県と熊本県などは9月1日に「 世界遺産登録推進会議 」を開き、各自治体の首長の意見を聞いた上で新名称を決定する見通し。
隠れキリシタンの里でもあった五島市の半泊地区。いまでも木造の教会があり、変わらぬ信仰が続いている(長崎・五島市)
「 長崎の教会群とキリスト教関連遺産 」をめぐっては、1月にイコモスから「 日本の特徴である禁教期に焦点を当てるべきだ 」と指摘を受け、政府は一度推薦を取り下げた。
長崎県は直後にイコモスとアドバイザー契約を締結。禁教期と関連の低い資産を除外したことで、7月に政府から再推薦を得た。
構成は、現存する国内最古のキリスト教会である「 大浦天主堂 」( 長崎市 )や、禁教下で潜伏キリシタンが信仰を守った「 天草の崎津集落 」( 熊本県天草市 )など 12の遺産からなり、江戸時代に弾圧を受けながらもキリスト教信仰を守り抜いた歴史を今に伝える。
「 潜伏 キリシタン 」と「 隠れキリシタン 」では定義が異なる
ただ、学術的に見ると「 潜伏キリシタン 」と「 隠れキリシタン 」で示すものは異なるようだ。
『 山川日本史小辞典 』(山川出版社)の「 潜伏キリシタン 」の項目では、以下のように説明している。
江戸時代、キリシタン禁制に対して、表面的には仏教徒を装いつつ、密かにキリシタンを信仰し続けた人々。(中略)潜伏キリシタンの中には、キリシタン禁制の高札撤去(1873)以降も教会に復帰しない人々がいるが、江戸時代の潜伏キリシタンと区別する意味で彼らを隠れキリシタンとよぶ。
(『山川日本史小辞典』(山川出版社)の「潜伏キリシタン」より)
長崎市国内観光客誘致推進実行委員会では、「 潜伏キリシタン 」について以下のように説明している。
江戸時代の初期、外海( そとめ )、浦上、天草などの信徒たちは幕府の摘発を逃れるために表社会では仏教徒として生活し、内面的にキリスト教を信仰する潜伏キリシタンとなりました。天照大御神や観音像をマリアに見立てたり、その地域の言葉で祈りを捧げたり、それぞれに独自の信仰の形を形作っていったのです。
江戸時代後期には外海地方にいた潜伏キリシタンたちが五島列島に移住し新しく潜伏キリシタンの集落を作っていきました。明治になって禁教令が撤廃された後も、このような潜伏時代の信仰形態を継承した人々を、かくれキリシタンと呼んでいます。
(教会群とキリスト教関連遺産|長崎修学旅行の魅力|長崎市修学旅行ナビより)
『 ブリタニカ国際大百科事典 』などによると、
江戸時代の潜伏キリシタンは、土地の習俗や神仏信仰などと結びついたことで次第にキリスト教の教義から離れ、独自の信仰へと発展していった。
そのため、明治以降にキリスト教の禁教が解かれ、再びカトリックの宣教がなされても、カトリックとは一線を画し、独自の信仰様式を継承した人々が残った。これが「 隠れキリシタン 」と呼ばれる信仰だ。
宗教学者の宮崎賢太郎・長崎純心大学教授は『 カクレキリシタン オラショ―魂の通奏低音 』の中で、
「 現在のカクレキリシタンはもはや隠れてもいなければキリシタンでもない。日本の伝統的な宗教風土のなかで長い年月をかけて熟成され、土着の人々の生きた信仰生活のなかに完全に溶け込んだ、典型的な日本の民俗宗教のひとつ 」との立場から、
隠れキリシタンを信仰する人々を「 カクレキリシタン 」と片仮名で表記している。現在でも長崎県の生月島や熊本県天草などで、その教えを信仰する人々がいる。
なお、国指定の無形民俗文化財(風俗習慣・祭礼[信仰])としては「かくれキリシタン」と表記される。
ハフポスより!!!
「 隠れ キリシタン 」と〈 潜伏 キリシタン 〉のち!が!い!!
以前 紹介してますよね??? 【 熊本・天草 と 長崎教会群 】の 世界遺産登録《 申請 》の 声が上がったころに ………………
私のイメージ …………
隠れキリシタンは 「 仏像風 」などの 〈 物 〉に “ ロザリオ ” 「 マリア 」〈 キリスト 〉を 〔 隠して 〕信仰していた、、、、
[ 潜伏 キリシタン ]は 仏教徒の ふりをして 信仰し続けた ( 仏像も無い、キリスト関係もない、、、「 家 」、、、、 )
「 村 」等の “ 集会場には ……… 隠してあった!!!
等と ………… 思ってました!!!
JR九州は、博多―長崎を結ぶ九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)が開業する2022年度の長崎駅周辺の再開発イメージを公表した。
現在の在来線駅の西側に、新幹線駅を新設。さらに在来線も高架化して西側に移す。空いた敷地に新しいビルを建て、商業施設やホテル、オフィスなどを入れることを検討している。
長崎新幹線は、車輪の幅を変えて在来線も新幹線も走れるフリーゲージトレイン(FGT)を導入する予定だったが、開発が遅れている。このため、博多―武雄温泉(佐賀県)は在来線、武雄温泉―長崎は新幹線を走らせるリレー方式で開業する。博多―長崎の最速所要時間は、現行の1時間48分から、リレー方式だと1時間26分に短縮する見込み。FGTは1時間20分と見込まれている。
これも アサデジ!!!
私は 常々「 長崎新幹線 」いらない派!!!
この様に イメチェン!したのは …… 何年まえかなぁ〜 〜